節約

「週40 時間の自由を作る 超時間術」を要約していきます。

2021年5月24日

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今回はメンタリストDaigoさんが書かれた著書「週40時間の自由をつくる 超時間術」を要約していきます。

こんな方におすすめの本です

  • 最近時間がないと感じる
  • 忙しいと感じる
  • やりたいことに時間の確保ができない

現代人の方で悩まれている方は多いのではないでしょうか?

家事をして、育児もして、仕事もして、副業もして・・・

この本がそんな悩みを根本的に解決してくれます。

ぜひ最後までご覧ください。

本書の結論:時間の不足は錯覚である

 

この本の結論です。

あなたが時間がないと感じているのは錯覚だということです。

つまり、みんな本当は時間があるのに時間がないと勘違いしているということです。

いやいやそんな訳ないと感じた方もいるでしょう。

詳しく解説していきます。

時間不足は錯覚である

錯覚である理由①  日本人の労働時間は減っている

 

2016年にOECD(経済協力開発機構)が発表したデータによると1970年時点では日本人の平均労働時間は年2,200時間でした。

ですが、2016年のデータですと平均は年1,713時間であったとのことです。

労働時間は減っているのです。

その減った労働時間で趣味などに使っているかと思いきや、趣味や娯楽、レジャーに使う時間も減っているそうです。

面白い実験ですよね。どこかへ時間が消えてしまっているみたいです。

錯覚である理由②  やることが多いと思う人ほど生産性が上がっていない

 

やるべきことが多いと生産性は落ちる傾向にあります。数々の研究で明らかになっています。

なのでやるべきことが多い→1つ1つの生産性が落ちてより時間がかかる→終わらない→やるべきことが多いというループに入っていきます。

なのでやるべきことは少なくしましょう。

ドイツは日本の8割程度の労働時間ですが、生産性は日本より50%も高いのです。

錯覚である理由③  忙しい人ほど仕事ができない

 

忙しい人はいくつものタスクを1日に詰め込みます。

1日にジャンルの違うタスクをいくつも行うと1つのタスクに対する生産性は25%も落ちます。

しかし「忙しく見える人は仕事ができる人だと見える」という実験結果も出ています。

なので忙しい方が評価される、忙しいが正義みたいな価値観が浸透して生産性が上がっていきません。

時間を産む根本的な解決策

ここまで紹介してきた結論:「時間不足は錯覚である」ということを前提にこれから解決策を提示してくれています。

ここを改めて押さえておきましょう

本当にそんなことで時間を生み出せるの?と初見では思うものばかりです。

それは上記の結論がありきの対策だからです。

錯覚を解く方法を紹介していると言っても良いです。

このことを本書では時間感覚を正すとも言っています。

私たちには時間感覚というものがあり、そのゆがみを直していこうというものです。

紹介する対策は表面的なものではありません、全て根本から解決してくれます。

では紹介していきます。

本書ではいくつもの方法が載っていますが私が印象に残った1つに絞って紹介します。

ゴールコンフリクトを正す

ゴール(目的)コンフリクト(衝突)という意味です。

つまり、2つの目的が衝突し合うことを意味します。

たとえば、

  • 本業があるから副業をする時間がない
  • 運動したいけれど仕事をしていて時間が確保できない

二兎追うものは一兎も得ずと言ったもので日本人には馴染みの深い言葉ですよね

このように目的がぶつかり合っていますよね。これをゴールコンフリクトと言います。

心理学的にはこの状態が一番時間がないと感じる状態であるといいます。

上記の例は時間の例でしたが、これは時間以外の例でも同じように時間不足を感じやすくなります。

たとえば

  • 貯金したいけれど、欲しいものがある
  • ダイエットしたいけれどついお菓子を食べてしまう

これらは時間全く関係ないですが、上の時間の例と同じく、時間不足を感じやすくなります。

なので目的がぶつかれば時間がないと感じてしまう訳です。

なぜ時間がないと感じてしまうのか?

結論は焦りと不安です。

どっちも達成しようと思う→焦る→達成できないんじゃないかと不安になる→時間感覚がゆがむというループです。

ゴールコンフリクトの正し方

ここからはどうすればゴールコンフリクトを正せるかについて解説してきます。

まずゴールコンフリクトには3種類ありま

  • わかっているけどやめられないコンフリクト
  • 思い込みコンフリクト
  • 無知コンフリクト

それぞれ対策が異なりますので別々に見ていきましょう。

わかっているけどやめられないコンフリクトへの対策

わかっているけどやめられないコンフリクトの具体例としては、

  • 痩せたいけれど、お菓子を食べてしまう
  • 貯金したいけれど、欲しいものを買ってしまう などです。

よくないとわかっているけどやってしまうことです。

これの対策としては環境を変えて、やらざるを得ないようにしてしまいましょう。

上記の例でいうと

痩せたいけれど、お菓子を食べてしまう →  お菓子を買わない、スーパーでお菓子売り場の前を通らない、見えない場所に隠す

貯金したいけれど、欲しいものを買ってしまう →  自動で毎月貯金できるようなサービスを使う

環境を変えることがおすすめです。

思い込みコンフリクトへの対策

思い込みコンフリクト具体例としては、

  • 成功するには、友人と遊ぶ時間を無くさないといけない
  • 副業で稼ぐには、家族との時間を無くさなければならない などです。

本当にそこに因果関係があるでしょうか?

友人と遊ぶ時間があっても、そこから人脈が広がり、気があう人と会い、ビジネスをやって成功することだってあるでしょう。

家族との時間を確保しつつ、副業で成果を出している人はこの世に全くいないのでしょうか?

自分の思い込みから目的が衝突していると勘違いする→焦る→時間がないと感じるということです。

対策は「自分」を「他人」に置き換えてアドバイスすることです。

自分を他人に置き換えるとは、自分と同じ悩みを他人が持っていたらなんてアドバイスするか考えるということです。

人間は自分のことよりも他人のことはスムーズに考えられるという特徴があります。

ぜひ「友人」や「知人」に置き換えて考えてみましょう。

無知コンフリクトへの対策

無知コンフリクトの例としては、

  • 運動したいけれど、仕事がある

など、一見相反するように見えて不可能なように感じますが、本当そうでしょうか?

知識がないが故に、できないように感じてしまい焦りから時間がなく感じてしまいます。

知識がないからしょうがないというで済ませては一生解決しません。

ではどうすればいいのでしょうか。

それにはソクラテス式問答法というものを使います。

  • 「運動」についてそもそも知らないことはなんだろう?
  • 「運動」と「仕事」が両立しないと考えた理由はなんだろう?
  • 「運動」ってそもそも何分すれば効果が出るのか?

などと考えることを言います。

こうすることで運動について知らないことが浮き彫りになって、自分が無知であることに気づきます。

この無知であることに気づくことが重要です。

そうすれば徐々にでありますが、一見相反するように見えていた2つの目的がそんなに極端にないことがわかります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この他にもまだまだ時間のゆがみを修正する方法が多く書かれています。

興味のある方は是非手にとって読んでみてはいかがでしょうか?

下記のリンクから購入できます。

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