節約

嫌われる勇気

2020年9月5日

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最近嫌われる勇気を読んだので自分の頭を整理するため、また読んでいない人に共有するためにブログに書きたいと思いました。

嫌われる勇気を読んだ感想

特に私が印象に残っている部分をピックアップします。

本書はアドラー心理学をわかりやすく解説したものです。

  • 目的論と原因論
  • 自分の課題と他者の課題の分離
  • 承認欲求は持たない

目的論と原因論

本書でも取り上げられている例をあげますが、引きこもりの人がいた時にあなたはどう考えるでしょうか?

おそらく、過去に辛いことがあったのだとか、学校でいじめれていると思うでしょう。ですがアドラー心理学では否定します。

目的があって引きこもっているというのです。

私はえええーーと思いました。アドラー曰く、過去のトラウマなんて存在しないというのです。ある目的があり、その遂行のためにいい理由として過去の体験を引っ張ってきているそうです。

アドラーに言わせると親の注意や、周りの人の注意を引かせるために引きこもっていると考えます。

自分の課題と他者の課題の分離

自分のやるべきことのみに集中して、自分ではどうしようもないこと(他者の課題)には何も考えないということです。

例えば、営業成績トップの営業マンがいたとします。その営業マンは自分ではこれだけやったのだから評価されるだろうと思っておりましたが、上司はそれを評価しませんでした。

営業マンはなぜこれだけやったのに評価されないのだろうと悩み、どこが悪かったのだろうと考え込んでしまいます。

この例の中で自分の課題は営業成績をあげることであり、上司が自分を評価するというのは他者(上司)の課題であります。他者の課題にまで首を突っ込む必要はないということです。自分の課題のみを遂行したらそこで完了ということです。上司をコントロールしようとするととんでもなくストレスがかかります。

承認欲求は持たない

承認欲求(=他者から認められたいという気持ち)は捨てろと、アドラー心理学では断固として否定します。

なぜ否定するのか・・・

結論は他者の人生を生きることになるからです。

親が喜ぶから大企業に入る、有名大学に入る。などが挙げられると思います。

それは自分のやりたいこと、好きなことがなくなってしまいます。

上記のことからアドラー心理学では、他者を褒めることも否定します。

「褒める」という行為は上のものから下のものにやる行為でありと書かれています。人間関係はみんな対等であるべきなのです。

また褒めることで、「褒められるためにやる」という気持ちが芽生えるため上記の承認欲求に繋がってしまう恐れがあるとのことです。

私見

この本は自分の考え方がかなり変わった本です。特に目的論は本当にその通りだなぁと納得しました。ただ、承認欲を無くしたりするのはかなり難しいと思います。それは人間の本能であるからです。本書でも書かれていますが人間は昔から群れで生活を送ってきたため、他者と比べたり、承認されたいという本能は備わっているそうです。

褒めたりするのはダメと書かれていますが実生活でも難しいと思います。ですがこのことを頭の中に置いて置くことは重要だなと思いました。

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