小池一夫さんが書かれた本、『人生の結論』を読みました。読んできた本の中でもかなり読みやすく、またとてもためになりましたのでご紹介します。
いいなと思えたフレーズを抜粋、引用して紹介させていただきます。
仕事をやる上で大切な心掛けは『悠々として急げ』
悠々とは余裕を持ち、慌てたりすることなく落ち着いて物事を行うことです。
私にはこの「悠々さ」が足りないと感じました。仕事で期限が決まっているものに対してはとりあえず期限内に終わらせることが目標となってしまい、落ち着きが一切無くなります。(とてもテキトーになってしまいますw)
その分ミスの多い仕事となり、結局自分でやり直しで倍時間がかかっていることも多くあります。急ぐことは誰でもできます。悠々さを持って急ぐことで仕事の質と量を上げていきます。
20代.30代で自分の人生を決めつけるのは早すぎる
著者の小池一夫さんは75才でTwitterを始められ、現時点で80万人以上のフォロワーがいます。
20、30代で仮に失敗したとしても自分の人生これで終わりだと決めつけるのには早すぎるということです。何歳からでも人生やり直せるしやり直す力を持つ人になりたいと思いました。
「人にすごいと思われたい」と無駄な努力をするよりも、「こんな人間になりたい」と努力するほうが絶対に楽しい人生なのです。
これはどの成功者の本でも書いてありますが、成功している人は他人の評価やどう思われているか?などは一切気にしていません。
あくまで自分がOKと思えばOK。他人が羨むようなものや名誉に全く興味がない人がほとんどです。自分が欲しい!やりたい!なりたい!と思った時にそれは持っていると他人が羨ましいと思うものか?それとも心から自分が欲しているのか考えた方がいいでしょう。
それが自分の欲するものだったら迷わず努力をしましょう。
仕事ができる人は、人を雑に扱いません。そして、人を雑に扱う人の特徴は、人の話を雑に聞いていることです。だから、仕事も雑になる。
これはまさに過去の私です・・・(泣)
人の話を雑に聞き、商談をし、案件を受注しその後客先とトラブルになったことが入社してすぐの時は多くありました。原因は人任せです。この人が聞いて置いてくれてるから自分は理解しなくても大丈夫だろう。そんな気持ちがありました。
副業を始めてからかなり意識が変わりました。目の前のお客さんの喜ばせるも悲しませるも自分次第。自分の力で稼いでみて初めて気づきました。
自信を失ってうなだれた者の頭上を運は通り過ぎていきます。
これはかなり難しいことです。自信を失った時に前を向いて、上を向いてポジティブに考えられる人が運を掴み取ります。
終わったことではなく「これからどうするか?」を常に考えるしかありません。
人生において「恥ずかし気もなくよくそんなことやるなぁ」と言った人よりも、言われた人のほうが運を摑むものなのです。
これは先ほどの他人の目にを気にする事と関係してきます。恥を捨てなければ挑戦もできないし、成功もないという事です。
恥をかくことで勉強をするし、学んでいきます。人に笑われてOKぐらいの感覚が丁度いいのかもしれません。
「命より大切な仕事はありません」と強く仰っていました。
これは「仕事の下僕になるな」という章で書かれていました。仕事が生きがいで毎日の仕事が楽しみでしょうがないって人がベストですが、そういう人じゃない人がほとんどだと思います。
仕事のために生きているのではなく、生きるために仕事をしていることを忘れないようにしましょう。
日本では「人に迷惑をかけたらいけません」と教えますが、インドでは子どもに「あなたは人に迷惑をかけて生きているのだから人のことも許してやりなさい」と教える
人を許すことができない人ができない時にこの考えは役に立ちます。どんな人でも迷惑をかけて生きているのです。
他人にもっと寛容になる社会になってもいいと思っています。
「もしあなたに二つのコインしか残っていなければ、一つで1斤のパンを買い、もう一つで百合を買いなさい」ということわざがあります。僕の好きな言葉です。
これは全くお金がないようなギリギリの状態でも、百合を買う余裕を持って生活しようという言葉です。とても素敵な考え方だと思いました。余裕のある大人になるためにも、常に余裕は持っておきたいものです。
「生産」をやめると老いる
アウトプットすることは大切です。自分で学んだもの、勉強したもの、感じたことを外に何らかの形でアウトプットすることを続けましょう。この「生産する」ことをやめると老います。SNSなどを通じて発信することが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私のグッときた言葉をまとめましたが他にも様々なことが書いてあります。
興味の持った方はぜひ本を手にとってみてください。