- 仕事場で出世競争で毎日ピリピリしている
- 人の目を気にしながら生きることに疲れた
- 家族や親戚から結婚、子供、仕事に関しての無言のプレッシャーを感じる
などなど生きていく上でストレスになることが多い世の中ですよね。
そんな方にスーっと心が軽くなるような処方箋があります。
ハ・ワンさんが書かれた【あやうく一生懸命生きるところだった】という本です。
ハ・ワンさんは韓国の方です。
人間関係、人生、仕事あらゆる悩みに対しての考え方や向き合い方を教えてくれます。
私も夢中になって読むことができました。
それでは紹介していきます。
誰かが作った架空のレースに参加していないか
あなたは勝手に誰かが作り上げた架空のレースに参加している可能性があります。
- 誰が一番出世するかレース
- 誰が多く稼げるかレース
- 誰が一番早く家を買うかレース
会社員になると同期や同僚という存在が生まれ競争している感覚になります。
あいつはあの年齢で出世しているし家も買ってる、一方で私は出世もしておらず実家暮らし・・・
負けた・・・
でもそもそもそんなレースってないですよね。
気づいたらレースしている感覚になるので気をつけましょう。
そんなレースに一ミリの価値もありません。
人間が最も手早く不幸になる方法は「人と比べること」です。
そんなレース価値のないレースは棄権しましょう。
リスは見た目で自分を卑下して悲しくなったりしない
動物のリスは他のリスを見て容姿が劣っているから悲しくなったりするでしょうか?
他のリスよりどんぐりを集められなかったからといって落ち込むでしょうか?
リスだけでなく他のありとあらゆる生物の中で他と比べるのは人間だけです。
動物には幻想がありません。
今のその場所にいる自分をそのままに見ています。
人間は幻想を持ちます。
将来自分はこんな仕事をして、こんな車に乗って、こんな家に住んで、こんな趣味があって、でも今は・・・
となり、落ち込みます。
ありのままの自分を見ましょう。
そうすると余計に落ち込むかもしれませんが、それを認められた時、逆に自己肯定感が増したと筆者は言います。
小さなことに感謝ができ、人生や仕事に大きな意味も見出さなくなったと言います。
ありのままの自分を愛することが自尊感へとつながります。
自分だけの人生は失敗の上に成り立つ
知らない街のお店で買い物や食事をする時、必ずといっていいほどスマホでレビュー、クチコミを見ますよね。
もちろん大事ですが、筆者はそれは他人の作った評価であり、自分がどう思うかはわからないと言います。
人の評価を信じることで自分の感性が退化していき、自分で判断できなくなります。
そうならないためにも自分の声だけを聞いて判断することもしていきましょう。
これはもちろん買い物や食事だけでなくありとあらゆることに通じます。
就職や転職の企業選びなどにも言えます。
他人の判断を鵜呑みにせず、自分の判断軸も持つようにしましょう。
世間と自分の基準が同じな訳がありません。
失敗したら思いっきり後悔するだけです。(^^)
私が思う失敗と後悔のメリットは
- ブログのネタになる
- 笑い話になる
です。
みんな失敗をしたくないわけですから進んで失敗をしている人の話は聞きたいはずです。
「〇〇で失敗した私がお勧めする〇〇」
みたいな感じの記事も体験談を踏まえて書くこともできます。
あと単純に笑い話になります。
仲間内で失敗した話はかなり盛り上がります。
このために失敗してもいいのではないでしょうか?(笑)
失敗を認める勇気を持つ
失敗を認めましょう。
人間は損したくない生き物です。
食べ放題の時は元を取ろうとみんな頑張るように得したいのです。
時には損失を認めて諦めることは必要です。
著者のハ・ワンさんも大学入るのに4浪しています。
韓国の超難関大学に入れば人生が変わると思って挑戦し続けたようです。
1浪して落ちた時にここで諦めたら今までの時間が無駄になってしまうと思い何としてでも入りたいと思ってしまったようです。
ここまでくると「挑戦」というより「執着」です。
4浪してでも超難関大学に入れたんだからさぞかし安泰なんだろうと思った方もいるかもしれませんが
大学生活は学費を払うので、ほぼアルバイト生活で大企業からのスカウトもなく平凡に終わったようです。
すぐに諦めるのも悪いですが、諦めが悪いのも「執着」になり、負のサイクルに入っていきます。
思い通りに行かない方が正常
- 何もかも思うようにいかない世の中
- みんなが思ったことが全て思い通りになる世の中
どちらが正常でしょうか?
前者の思う通りにいかないほうが正常ですよね。
全部が思う通りになったらみんな億万長者ですし、みんなスーパースターです。
なのにあることが思い通りにいかなかっただけで落ち込んだり、凹んだりしてしまいます。
思い通りにいかなくて当たり前です。
そう思っていれば思い通りに行った時「ラッキー!」ぐらいに思えるし、
思い通りにいかなくても「まあ正常だな」と思えます。
思い通りになってない人は正常です。
力んでいい事なんてない
これはかなり共感できた部分です。
力んでいい事なんて何一つありません。
結果を出そう、良い感じに見られたい、そんな時は大体力が入って結果は出ません。
野球でもゴルフでも力むと打てません。
人生や仕事を力んでもいい方向には転びません。
自然体でリラックスして力を抜いて生きましょう。
一生懸命をやめて生きましょう。
オススメの本ですので是非読んで見てください。