自己理解

「うつ」の効用 生まれ直しの哲学

2023年10月18日

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読了しましたのでアウトプットしていきます。

「うつ」についてもっと知りたいと思ったので読んでみました。

ここでは「うつ」のよくありがちな間違った理解をなくして、きちんとした理解を書いていこうと思います。

私の考えや実体験も交えながらツラツラと書きます。

誤解 !!「うつ」は心の弱い人がなるもの

これは間違いです。

むしろ、精神力が強い人ほど危ないと筆者は言います。

えーまじ?って感じですよね。

「うつ」になる仕組みを理解できればわかります。

まずは、頭と心と身体の関係に注目しましょう。

心と身体は繋がっていて、頭にはふたみたいなものがついていて開け閉めできるようになっています。

本当であれば、心+身体が優先され、補助的に頭が使われるのが人間の本当の姿です。

例えば、眠いから寝る、でも外で寝たら危ないから家に帰って寝ようって感じですね。

心が眠いと感じて、補助的に頭を使っています。

わかりやすく言えば、心+身体が社長で頭が秘書みたいな感じです。

「うつ」の場合はこれが逆になります。

頭が優先され、心+身体の声は補助的かもしくはかき消されます。

例えば、10時に寝ることがテレビでいいと言っていたから10時に寝よう。身体はそんなに眠くなさそうだけど。。。

みたいな感じです。

頭で寝ることを考えて、身体の声は無視しています。

さっきと逆で秘書(=頭)が社長(=心+身体)に命令しているのと一緒です。

これが行き過ぎると、頭の独裁政治体制になり、頭が暴走し始め、セーブがきかなくなります。

やがて身体が限界がきて、「やる気が起きない」「身体が動かない」「寝れない」などのいわゆる「うつ」の状態になっていくのです。

つまり、心が弱いとか弱くないとかの問題ではないのです。

さらに精神力が強い人がなりやすいと言ったのは、精神力が強い人=頭の命令が強い人となるので、より身体への命令も強くなり

身体に限界が来やすくなるというわけです。

遅刻することは自然なこと!?

上で見てもらった図がわかりやすいですが

本来は人間は、心+身体を中心として頭を秘書役として生きています。

これを寝ることに置き換えてみます。

心+身体が眠いから寝るといって寝るのが自然な眠りです。

ですが、心は毎日同じ時間に「眠い」とは言いません。

季節、体調、気候などに左右されます。

それを一年中一定の時間に目覚ましで起きるということは不自然なことだと著者は言います。

なので遅刻はかなり自然な現象です。

ですが、社会で生きていく上で遅刻は避けられません。

この事実を知ることによってもっと心+身体を大切にしようと思えるのではないでしょうか?

うつになりやすい性格がある

うつになりやすい性格を著者は次のように挙げています。

  • 作業に正確性を求める
  • 綿密
  • 勤勉
  • 良心的
  • 責任感が強い
  • 対人関係では衝突を避け、他人に尽くそうとする

パッとみるとサラリーマンとして素晴らしい性格だと思いませんか?

優秀そうだけどこんな性格の人はもう「うつ」からは避けられないの?

そんなことはなく、性格を変えることは可能です。

こんな性格に当てはまる方が全員うつだとしたら、全員が薬で治す以外に対処法がなくなってしまいます。

性格を変える方法

性格を深く考えてみると2つの要素から成り立っています。

それが資質と性格です。

資質は先天的なものです。生まれ持った才能と言えるかもしれません。

性格はこの資質を生かして環境などによって後天的に発展していったものになります。

性格が環境などが原因でねじ曲がっている場合があるのです。

なのでその人の生まれ持った資質を探して、その資質が最高の形で花開くようにサポートを行うことで

性格を変えることができます。

例えば、昔から一人で黙々と作業をすることが得意な人がいたとします。

その人はそんな資質を持っていながら、学校や社会に出て集団の中で生活することで一人で作業するではなく

みんなで協力して一致団結することが大切と教え込まれたとします。

するとこの人の資質である「一人で集中して作業する」がねじ曲げられ、力が発揮できなくなります。

これをやめて、一人で集中して作業できる環境においてあげて最高に資質が発揮できる状態にしてあげようということです。

これを性格を変える方法として紹介しています。

努力と熱中

小学生の子どもがゲームを朝から晩まで12時間近くぶっ通しでやり続けています。

これは努力していると言えるでしょうか?

やりたいから単純にやっていただけですよね。熱中です。

では、大人が英語の勉強をを朝から晩まで12時間近くぶっ通しでやり続けている人は努力と言えるでしょうか?

これはわかりません。

英語が超大好きな人でもう心の底からやりたくて仕方のない人であれば熱中です。

資格が欲しくて、できればやりたくはないんだけど仕方なくやるの人であれば努力です。

熱中でやっている人のことを努力でやっていると勘違いして、努力をしようとしていませんか?

なので努力はやめて、熱中を探そうというわけです。

熱中できることを探すには、自分が生まれ持った資質を見つけることです。

資質に見合ったことをやれば、熱中できるし

資質から離れたことをやると、熱中できません。

うつが回復するということとはどういうことか?

「うつ」が治るというと、元の状態に戻るということをイメージする人が多いと思います。

前のように出社して、働いて、社内の人とコミュニケーション取って、、、的な感じですね。

著者によるとこの考え方が「うつ」の再発させる一番の原因であると言います。

えーじゃあどうすればいいのって感じですが

これは「発症前までの自分の生き方や考え方について根本的に見直す」ことで解決するようです。

英語でカッコよくいうと、repair(修理)ではなくて、reborn(生まれ直し)の感覚に近いです。

これが本の名前にもなっている「生まれ直しの哲学」というわけです。

仕事第一で出世のみが人生と思っていた人が、生き方や考え方を見直して「そんなことないな」って思えるようになったり

会社辞めたら生きていけないという思い込みを捨てれて、会社辞めて好きなことで生きれるようになったりすることが

本当のうつの回復といえます。

自己理解プログラムではこれらすべてを手助けする

全く本とは関係ないのですが、私が受講した自己理解プログラムではこれらを解決できるな〜と感じていました。

自己理解プログラムについてはこちらからどうぞ

自己理解プログラムの詳細説明

かんたんに言えば自分のやりたいことを見つけて、熱中できることを仕事にする人を増やすプログラムです。

自己理解プログラムでは、自分の先天的に持っている資質を探ります。

専属コーチと会話したり、多くの質問に答えていくことによって探していきます。

自分の中の心の声を大きくしていくプログラムになっているので、

頭より心=身体中心の生活になることができると断言できます。

私もコーチとしてデビュー予定ですので、ご希望の方は遠慮なく問い合わせて頂ければな〜と思います。

まとめ

自分が今後行うコーチとしてやっていくことが改めてどういうことががわかった気がしました。

「自分がやりたいことがわからない」「夢中になれるものがない」

こういったものも一種の「うつ」なのかもしれません。

そんな方の少しでも役に立ちたいと思いました。

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